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HERB-STYLE

ハーブのある生活

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ハーブのある生活

 
ハーブ(HERB)とは、herbaというラテン語を語源とし、「緑の草」「薬草」という意味です。
薬用の薬草やスパイス等で食用に使ったり、香りを楽しめる植物全般をハーブと言います。
美容にも健康にも嬉しい効果がたくさんのハーブ。料理に、薬用に、観賞用にと気軽にハーブを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか?
たくさんの種類がある中でも、代表的なハーブをご紹介いたします。
 
 
 

カモミール

カモミール

古代エジプトではローマンカモミールを太陽神への捧げ物とし、治癒の秘薬、最高のハーブとして讃えられました。
属名の「Matricaria」はラテン語のマトリックス(子宮の意味)に由来しています。
カモミールの花の香りは、リンゴの香りに例えられます。
ハーブティーでよく飲まれるジャーマンカモミールには、アズレンという抗炎症作用のある成分が多く含まれ、いろいろな体の不調、特に女性特有の病気や神経障害に対する効果が知られ、更年期の症状も改善すると言われています。
また、ローマンカモミールは、エステルという鎮静成分を含んでいて、不眠解消やリラックス効果があります。
 
 

バジル

バジル

バジルバジリコ)という名前は、ギリシャ語の「バジリコン」、つまり「王の(バシレウス)」薬剤ということを意味する言葉から由来しています。
ピザやパスタ、サラダなどイタリア料理によく使われるハーブです。バジルをペースト状にしたジェノベーゼは有名ですね。
バジルの香りには鎮静作用があり、頭痛や消化不良・嘔吐などに効果があります。
その他、殺菌、解熱、強壮、抗うつ等の作用があります。
また、シネオールという蚊が嫌う成分を含んでいるため、虫除けの作用も期待できます。
 
  

ミント

ミント

最も代表的なハーブの1つで、香り成分のメントールによる爽やかな香りが特徴です。
ハーブティー、サラダにしても美味しく頂けます。
ペパーミントは、飴やガム、歯磨き粉などの香り付けに使われ、イライラや疲労、吐き気や酔い止めなどをスッキリさせる効果が期待できます。
鼻の通りも良くなるので、花粉の季節におすすめですよ。
消化を促し、腹痛や胃痛を抑えます。
また、ミントは毛細血管を収縮させることから、体を冷却する作用もあります。
 
 

ラベンダー

ラベンダー

ハーブの王道です。
初夏に紫色の花を咲かせ、リラックス作用のある香りが漂います。
ハーブティーやポプリ、エッセンシャルオイル、入浴剤、切り花など幅広く使用されます。
昔から、ラベンダーの花から漂う香りには、「神経を沈静化する作用がある」と言われてきました。リラックス効果や炎症作用があります。
ストレス、頭痛、めまいを緩和し、不眠症や不安症を抱える人にも効果があります。
消毒、炎症を抑えたり、新陳代謝を良くすることが知られています。
また、皮膚の炎症を抑え、肌への刺激が少ないことから化粧品としても広く使用されています。
 
 

レモンバーム

レモンバーム

ヨーロッパでは昔から「長寿のハーブ」と呼ばれてきました。
レモンバームの葉は、レモンに良く似た爽やかな香りがします。
別名「メリッサ」とも言い、この名前は「ミツバチ」を意味するギリシャ語から由来しています。
主にハーブティーに使用します。
レモンバームの香りは、気分を沈静させ、心を穏やかにし、抑うつ気分を和らげたり、呼吸と脈拍を穏やかにし、血圧を下げる力もあります。
脳の活性化・若返りにも効果があります。
  
 

ローズマリー

ローズマリー

集中力・記憶力を高めるハーブとして良く知られています。
ローズマリーという名前は、ラテン語で海のしずくを意味する「ロス・マリヌス」から由来しています。
ローズマリーを用いた水は「ハンガリー王妃の水(ハンガリアン・ウォーター)」と呼ばれ、「若返りの水」の別名を持っています。
料理(特に肉料理)で、よく使われます。
生や乾燥させた葉っぱが料理や薬に利用されます。抗菌作用や酸化防止作用があって、食べ物のもちを良くします。また、肉や野菜の臭み消しとして使われます。
精神安定効果があり、集中力や記憶力を高める作用が期待できます。
他にも、煮出した液を入浴剤に使ったり、化粧水、シャンプー・リンスとしても使用されています。
 
 

ローリエ 

ローリエの和名は月桂樹です。属名のラウルスはケルト語のlaur「緑」に由来しています。 オリンピック発祥のギリシャやローマでは月桂冠は栄光の象徴であり、戦いの勝利者の頭をローリエの枝葉で編んだ冠で飾りました。 世界で最も使われているハーブの一種です。肉や魚の臭みを消すので、煮込み料理、スープやシチューなどに使うと風味が良くなります。 消化を促進する作用があり、胃の調子を整える他にも肝臓や腎臓の働きを活発にする働きもあります。 痛みを和らげ、炎症を抑える働きがあり、リウマチや関節痛、神経痛、生理痛などの症状を和らげる効果があります。ローリエの葉は天然の防虫効果に最適で、ドライの葉を米びつなどに入れておくと虫除けになります。衣類の虫除けにも効果的です。 
 
 

パセリ

ローリエ

パセリの薬効は古くから知られ、中世の修道院では必ずこのハーブを栽培していたと言われています。属名のPetroselinum(オランダゼリ)は、ギリシャ語で「岩」と「岩場のセロリ」を意味する言葉に由来しています。 彩りや香りのアクセントとして洋風の料理全般に使われます。ビタミンやミネラルを豊富に含み、野菜の中でも栄養価がとても高いハーブです。 鉄分が非常に多く含まれており、貧血の人や鉄分を積極的に摂取したい人におすすめです。 ビタミンCやAは美容に必須の栄養素ですので、美容を意識する女性におすすめです。 パセリの葉や根、種子には利尿作用をもつ成分が含まれており、泌尿器の炎症を抑え、膀胱炎などの緩和に期待できます。
 
 

セージ 

セージ

セージは古くから、全世界で不老長寿のハーブとして高く評価されてきました。 「長生きをしたければ5月のセージを食え」という中世の英国の言い伝えもある程です。 セージには五感を活性化させる効能があります。 全身の強壮作用、血液循環、消化促進、整腸作用、解熱、血圧降下の作用があります。 神経系の強壮薬として、香りには神経系の沈静、興奮どちらにも有効に働くと評価されています。 セージの油は歯磨き、化粧品、香水などの香料としても使われます。 
 
 

ディル

 
古代ギリシャ・ローマにおいて、ディルはとても貴重なハーブでした。薬用のほか調味料や芳香剤として使用するために栽培されていました。ディルの語源は、古代のスカンジナビア語で「なだめる、鎮める」という意味の「dilla」に由来しています。 ディルの種子はピクルスに、葉はサラダにして食されます。 胃腸の働きを整える効能があり、消化を助けてくれ、胃もたれや腹痛を和らげてくれます。沈静効果、リラックス効果が高いため、乾燥させたディルを枕元に置いておくと安眠できると言われています。
 
 
 

タイム 

 
古代ギリシア・ローマ時代の人たちにとって、タイムの気品溢れる芳香には、人間の能力を高める力があると信じていて、勇気、品位、優雅のシンボルとされていました。 タイムには、ハーブの中でも一番と言われるほどの強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えています。その強力な効き目は、古代エジプト時代から知られ、ミイラの防腐剤・保存剤として使われていました。万能な香辛料で、洋風の料理に良く合います。特に魚料理とは好相性です。新鮮な水にタイムを入れて、ハーブ・ウォーターとして頂くのもおすすめです。 またタイムのハーブティーは、のどの痛みや風邪・インフルエンザなどの感染症を予防したい時に、うがい薬として使用すると効果的です。 心身の疲労回復や、不安・抑うつ状態の改善などに役立ちます。